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11.222023
ペット火葬の持ち込み依頼の方法は?(藤沢市・鎌倉市)
「愛するペットとの別れが訪れたとき、火葬の手続きはどのように行えばいいのでしょうか」
誰もが初めて経験するこの状況に対し、何をすればよいのか迷われることでしょう。
そこで、本稿では次の3つの点について、詳しく説明します。
1. 自身でペットを火葬場に持ち込んで依頼するための手順
2. 持ち込む際に、ペットをどのように準備すればいいのか
3. 自宅から直接火葬場に持ち込む以外の選択肢とは何か
この辛い瞬間に、何もかもが混乱してしまうことのないように、本文を参考にしていただき、あなたらしいお別れの方法を見つけていただければ幸いです。
ペット火葬の持ち込み方:3つの方法
ご愛用のペットを失った際に、その最後をどのように送るかは大切な選択です。
このペット火葬の持ち込みには大きく分けて3つの方法が存在します。
1.斎場への持ち込み
まず最初にご紹介するのは、斎場へ直接ペットを持ち込むという方法です。
多くの自治体が運営する斎場(火葬場が併設されているもの)では、ペットの火葬を受け付けている施設もあるのです。
これらの斎場に直接ペットを連れていき、火葬を行ってもらうのがこの方法の特徴です。
2.ペット霊園への持ち込み
第二の選択肢として、ペット霊園への持ち込みが考えられます。
これは、専門的な設備を持ち、ペット専用の火葬を行うことができる民間の霊園を指します。
ペット霊園という名前以外にも、ペット斎場や動物霊園といった呼び名で知られている場所もありますが、そのサービス内容は基本的に同じです。
また、ペット霊園の中には、愛するペットへの感謝や別れを形にするための葬儀(セレモニー)を行うことができる場所も存在します。
これは、ペットとの別れを大切にし、その存在を思い起こすための大切な儀式となります。
そして、霊園が墓地を備えている場合には、火葬後のペットの遺骨を埋葬することも可能です。
これにより、亡くなったペットを訪れ、想いを馳せることができる場所を持つことができます。
3. 廃棄物をごみ処理施設へ持ち込む
3つ目の方法は、ごみ処理施設へ直接持ち込むというアプローチを取ることです。
動物が亡くなると、その身体は法律的に「一般廃棄物」として扱われます。
これは、私たちの日常生活で発生するごみと同じカテゴリに分類されるということです。
そのため、一部の自治体では、亡くなったペットをごみ処理施設へ直接持ち込むことが許されています。そして、施設では、その身体を焼却するという手段で適切に処理することができます。
もし、この方法を選択する場合は、ご自身が居住している地域の自治体に問い合わせを行い、この方法が許されているかどうかを確認してください。
また、どのように持ち込むべきかなどの詳細な手順も確認するようにしましょう。
予約方法は施設によります
施設により、事前予約の必要性は変わることがあります。
先ずは、火葬が許可されているか、または事前予約が必要かどうかを、利用を考えている施設に直接問い合わせてみてください。
さらに、その際には、持ち込む際に何が必要であるか、また火葬に適しているものが何であるかなど、不確かな点についても一緒に尋ねておくことをおすすめします。
その情報は、後々の手続きをスムーズに進めるために非常に役立つでしょう。
遺骨返却の可能性:返してもらえる場合と返してもらえない場合
遺骨の返還については、ご家族の希望または火葬の形式によって、返還することが可能かどうかが決まります。
火葬には大きく分けて、「個別火葬」と「合同火葬」という二つの種類が存在します。
それぞれの火葬の形式により、遺骨が返還されるか否かは異なります。
個別火葬では一人の遺体を一つの火葬炉で火葬し、その遺骨を家族に返還するのが一般的です。
一方、合同火葬は複数の遺体を一緒に火葬し、その遺骨は一般的には返還されません。
各地域や施設、家族の意向によっては返還する場合もありますが、その詳細は各施設に確認することが必要です。
したがって、遺骨を返還してもらえるかどうかは、選択する火葬の形式や、その施設のルール、家族の希望によるということを理解していただければと思います。
また、遺骨を返還してもらうことを望む場合は、火葬を行う前にしっかりと確認や打ち合わせを行うことが重要です。
個別火葬に関しての場合
個別火葬とは、一度に一体だけを火葬する特別な手続きを指します。
この方法を選択すれば、火葬されるペットがどの子か正確に把握することができます。 そのため、個別火葬を選択した場合、遺骨を受け取ることが実現可能です。
これは、ペットの遺骨を大切に保管したいと考えている飼い主さんにとって、非常に重要なポイントとなります。
合同火葬について
合同火葬という言葉を聞いて、何を指すのか正確に理解できない方もいるかもしれません。
これは、複数の亡くなった生物の遺体を同時に火葬することを指します。
この手続きは効率的かもしれませんが、一つの問題があります。
それは、複数の遺体を一緒に火葬した場合、それぞれの遺骨が誰のものかを特定することが困難になるということです。
つまり、愛するペットの遺骨を個別に持ち帰ることはできません。
したがって、合同火葬を選択した場合、遺骨は返されることはありません。その代わり、ペット霊園などで他のペットと一緒に共同埋葬されることになります。
これは、合同火葬の一部として理解していただく必要があります。
ごみ処理施設の事例
ごみ処理施設の運営においては、一般廃棄物として、焼却炉内で高温により焼却処理されます。
このような場合には、素材はごみとして一緒に処理されてしまい、その後の遺骨のような形で返却することはありません。
つまり、一度ごみ処理施設に回収されると、物理的な形状を保ったままの返却は期待できないということです。
大型動物に対する注意事項
愛犬や愛猫といったペットとして飼われる動物たちの中には、大型の種類(例えば大型犬など)が含まれることもあります。
しかし、大型の動物を飼っている家族にとって、その子が天寿を全うした際に注意が必要な点があります。それは、火葬の受け入れについてです。
大型の動物の場合、その体重が火葬場所の設備に対する制限を超えてしまう可能性があるため、すべての火葬施設が受け付けてくれるわけではないのです。
施設によっては、一定の重量以上の動物の火葬を受け付けてくれないところも存在します。 したがって、大型の動物を飼っている方々は、予め火葬施設に問い合わせをして、自分のペットが火葬可能な重量であるかを確認しておくことが大切です。
大切な家族の一員が旅立つ際に、焦ることなく適切な手続きができるように、事前の確認は必ずしもしましょう。
持ち込み時、どのような携行方法が最適か?
ペットの火葬を自分で行うためには、まず最初のステップとして、愛するペットの遺体を火葬施設まで自身で運び込む必要があります。
この記事では以下の疑問について詳しく説明していきます: ペットが亡くなった際、最初に何をすべきか? ペットの遺体はどのように運び込むのが良いか? 火葬施設に持ち込むまで、ペットの遺体をどのように安置しておくべきか?
これらのテーマについて、あなたが迷わずに行動できるよう、具体的なガイドラインを提供します。
亡くなった場合の初期対応
最初のステップとして、故人の身体を清潔に保つことが大切です。
亡くなられた方の体をソフトなタオルの上に静かに横たえて、身体全体を丁寧に清拭しましょう。
この作業は、故人の身体を清潔に保つと同時に、身体に付着しているノミなどの害虫を排除する効果もあります。
故人の体温が下がると、ノミは自然と身体から離れていきます。
ノミがすべて消えてしまったら、そのタオルはゴミ袋に入れてしっかりと縛り、適切に廃棄してください。
次に、故人の目や口をゆっくりと閉じ、手足を自然な姿勢になるように整えてあげましょう。
これにより、故人がより安らかな姿で眠ることができます。 そして、死後硬直が始まっている場合は、ゆっくりと関節を揉みほぐすことで、体の硬さを和らげてあげてください。
これにより、故人の身体をより自然な状態に戻すことが可能となります。
ペットの安全な運搬方法
ペットを運ぶ方法は様々で、その中でよく用いられるのが、布やタオルでくるめて抱っこする方法、段ボールに入れて移動する方法、またはペット専用の棺に入れる方法などです。
これらの方法はあくまで一例であり、ペットの運び方には特に固定されたルールは存在しませんので、ご自身で最適と思われる方法を選択していただいて構いません。
しかしながら、タオルや段ボール、棺などを用いてペットを運ぶ際には、火葬施設によってはそのまま処理を受け付けてくれない場合があるため、事前に火葬施設へ確認をしておくことをお勧めいたします。
また、火葬に際しては、一緒に火葬が可能なものとそうでないものが存在します。
例えば、ペットの食物であるペットフードは少量であれば火葬に含めることができますが、首輪や色彩の濃いお花などは火葬に含めることができません。
ペットを火葬に出す際は、持ち込む物品についても事前に火葬施設にて確認をしておくことをお勧めします。これらの確認を丁寧に行うことで、愛すべきペットとの最後のお別れを穏やかに迎えることができます。
腐敗への注意喚起
ペットたちが永眠した際、残念ながら自然の摂理として身体は腐敗していきます。
火葬の儀式までの間、適切な対策をとらないと身体は腐敗し始めてしまいます。故に、亡くなったペットの身体は、涼しい場所に静かに安置し、その体温を下げるために氷や冷却剤を用いることが推奨されます。
また、特に暖かい季節には腐敗が速まる恐れがあります。
そのため、ペットを安置している部屋はエアコンを活用して温度を一定に保つことで、腐敗を防げます。
身体の中でも特に、頭部や胃腸は腐敗しやすいと言われています。これらの部分に対して、特別に冷却剤を当てることで冷却を徹底させることが大切です。
そして、火葬の際には、ペットの身体を冷やした状態で運搬することが望ましいです。これらの対策により、ペットの身体が腐敗することなく、尊厳を持って最後の儀式に臨むことができます。
体液が出る予防策
ペットを安心して運搬するためには、特に注意が必要なのが「体液」の扱いです。
愛すべき家族の一員である犬や猫がこの世を去った際、その身体から体液が出てくることがあるのです。これは死後硬直という現象が起こり、血管やリンパ管が破裂することが原因です。この現象は避けられない自然の一部であり、決してペットが痛みを感じているわけではありませんのでご安心ください。
しかし、この体液は周囲を汚す可能性があるため、運搬の際は予め対策をしておきましょう。ペットの口元や尾部の下にはペットシーツやタオルを敷くと良いでしょう。尾部にはおむつをつけるという方法もあります。
さらに、車の揺れや抱き上げる際の圧力で体内に残った異物が出てくることがあります。これを防ぐためには、優しく丁寧にペットを運搬することが大切です。愛するペットを運ぶ際は心を込めて、安全にゆっくりと連れて行きましょう。
ペット葬儀社の遺体お迎えサービス
ペット葬儀には、自分でペットの遺体を火葬場まで持ち込む必要があると思っている方も多いかもしれませんが、実はそのような手間を省いてくれるサービスが存在します。それが、移動火葬車を保有しているペット葬儀社の利用です。
移動火葬車とは、火葬炉を載せた特別な車のことを指します。この車は、ペットの遺体を自宅まで取りに来てくれるため、葬儀場まで持ち込むという大変さを感じることなく、心の整理をつける時間を確保することができます。
自動車を所有していない方や、遺体を運ぶのが困難な状況にある方にとっては、特に便利なサービスと言えるでしょう。また、火葬の場面に立ち合うのが心理的に辛いと感じる方も、ペット葬儀社に全てを委ねることで、身心ともに負担を軽減することが可能です。
高齢の飼い主さんや、小さなお子様がいる家庭では、葬儀場まで出向くこと自体が難しい場合もあるでしょう。そういった状況下でも、移動火葬車を持つ葬儀社に依頼すれば、自宅でペットとの最後の別れを静かに迎えることができます。
各社では、個別火葬や合同火葬、立ち合いの有無、埋葬方法など、さまざまなオプションを提供しています。自分の希望や状況に合った方法を選び、ペットとの大切な別れを尊重しましょう。
まとめ:持ち込み方は全部で3つ、ペット火葬車の利用も可能です
我々が大切に育ててきたペットの死後の手続きについて、具体的な手法をお伝えしました。
ペットの遺体を自分で持ち込んで火葬する場合、以下の3つの選択肢が考えられます。
- 一般の斎場に自己搬入する
- ペット専用の霊園に自己搬入する
- ゴミ処理センターに廃棄物として持ち込む
どの方法で運ぶかは特別な規定はありませんが、施設によっては、ペットの遺体以外の物を燃やせない場合があるので、持ち込む際には十分な確認が必要です。
さらに、移動火葬車を保有しているペット葬儀社を利用することで、愛するペットの遺体を自宅から引き取ってもらうことも可能です。自分で持ち込むのが難しい場合や、特別な形でお別れをしたいと思っている場合は、専門の葬儀社に依頼することをお勧めします。
最後に、火葬までの間、ペットの遺体は適切に冷やすことで腐敗を防止することが大切です。愛するペットのためにも、適切な手続きを行いましょう。