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2.282024
犬の年齢の人間換算は何歳?長生きを実現するための方法
「犬の年齢、それを人間の年齢に換算すると一体何歳になるのだろう?」そんな思いを抱いたことのある犬の飼い主さんは数多くいらっしゃることでしょう。
実際、私たち人間と犬とでは、歳を重ねるスピードが異なると言われています。
今回は、そんな犬の年齢を人間の年齢に換算するとどのくらいになるのか、そして大切な家族である愛犬が健康に長生きできるように、飼い主として何ができるのかについて詳しくお伝えします。
これからお話する内容を知ることで、あなたの愛犬との絆はさらに深まり、その生活はより豊かなものになることでしょう。
犬の年齢換算
私たちの愛するワンちゃんの年齢を、人間の年齢に置き換えてみると、どのような結果になるのでしょうか。以下に示す表が、その答えとなります。
小型犬や中型犬の場合、2年が人間の24歳を示します。そして、その後は年を追うごとに、人間でいうところの4歳ずつ加算されていきます。
一方、大型犬の場合は、1年が人間の12歳に相当します。そして、その後は毎年、人間の7歳ずつ増えるペースで年齢を重ねていきます。
これを知ることで、「まだまだ元気いっぱいで遊んでいるのは、人間でいうところの若者だからだな」と感じたり、「そろそろ人間でいうところのシニアの年齢になるから、少しゆっくりと遊んであげよう」と考えることができます。愛犬の年齢を人間の年齢に置き換えてみることで、その子の現在の生活ステージをより具体的にイメージすることができ、より一層愛情を深めるきっかけになるかもしれません。
犬の一般的な平均寿命は?
2021年に発表された犬の平均寿命は、14.65歳となっています。これは、幅広い種類の犬が含まれており、大体の犬種がこの年齢まで生きることができるというデータを示しています。
犬のサイズによっても寿命が少しだけ変わってくることが分かります。具体的には、超小型犬は平均して15.30歳まで、小型犬は14.05歳まで、そして中型犬や大型犬は13.52歳まで生きることが多いようです。これらの数字から、体が小さいほどわずかに長生きする傾向があると言えます。
しかし、これはあくまで平均的な数値であるため、個々の犬の健康状態や生活環境により、寿命は大きく左右されます。
健康の維持管理
愛犬が健康に、そして長く元気に生活できるように、飼い主としてどのようなアクションを取るべきか、その情報を提供します。
最初に取り組むべきことは何と言っても、日々の健康管理です。
愛犬の元気さや食欲、排泄の状態など、日々の様子を観察し、健康状態をチェックしていますか?
栄養バランスが整った総合栄養食を愛犬に与え、健康な体重を維持するための努力をしていますか?
適切な時期に避妊や去勢手術を実施していますか?
狂犬病や混合ワクチン、フィラリアの予防、さらにはノミやマダニから愛犬を守るための対策を行っていますか?
定期的に動物病院で健康診断を受けていますか?
さらに、例えば異物を誤って飲み込む等の事故は、飼い主の注意深さによって防ぐことができます。
愛犬が遊んだおもちゃはきちんと片付け、愛犬が食べてはいけない物を理解しておくこと、ごみ箱にはしっかりと蓋を閉めること、そしてキッチンに愛犬が入らないような柵を設置する等、事故防止策を講じておくことが重要です。
快適な生活環境作り
愛犬の幸せな生活をサポートするためには、彼らがどの成長段階にいるのか、そして何を必要としているのかを理解することが重要です。
子犬
子犬の時期は、愛犬にとって重要な「社会化期」です。この時期には、さまざまなものに触れ、様々な匂いを嗅ぎ、人間社会での生活ルールを学びます。飼い主としては、しつけの問題に頭を抱えることも多いかもしれませんが、この社会化期の経験が愛犬の性格形成に大きく影響します。だからこそ、多くの体験を通じて学ぶ機会を提供してあげましょう。
なお、子犬は免疫力がまだ十分に備わっていないため、些細なことで体調を崩しやすいです。そのため、体調の変化には常に気を配る必要があります。
成犬
子犬期を過ぎると、愛犬の性格も一定のパターンが見えてきますし、体調も安定してきます。この時期は遊び盛りでエネルギーが溢れているので、散歩や遊びを通じてしっかりとエネルギーを発散させてあげましょう。
また、日常生活がマンネリ化してきたと感じたら、新しいおもちゃをプレゼントしたり、散歩のルートを変えてみたり、大胆に旅行に連れて行ったりすることで、愛犬に少しの刺激を提供することができます。
シニア
7歳を過ぎると、愛犬は早くもシニア期に突入します。この時期には、病気のリスクが増え、体への負担も増大します。そのため、毎年の健康診断を受けることをお勧めします。
家の中に段差がある場合はスロープを設置したり、散歩の時間を短くしたりするなど、愛犬がストレスなく過ごせるように工夫することが求められます。
また、シニア期には代謝や運動量も落ちてきますので、食事やおやつの量を適切に調整して、肥満にならないように注意することが大切です。
まとめ
私たちが愛する犬との共同生活は、時として困難や問題をもたらすこともあります。
そんな時、犬たちの命が我々人間よりもはるかに短いという事実を思い出してみてください。彼らにとって、一日一日は貴重な時間として過ぎ去っていきます。
ですから、彼らが少しでも長く、健康で元気な生活を送るために、私たちができる支援を検討してみてください。それが、愛する犬たちへの最大の愛情表現となるでしょう。