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7.292025
ピラニア、死亡前に元気消失?ペットオーナーの対応策は?【鎌倉・藤沢】
愛するピラニアが元気を失い始めたと感じる場合、まずはその背後にある理由を探りましょう。
ピラニアは自然と臆病な性格を持つ魚で、何らかのストレスを感じて動きを止めてしまうこともあります。
しかしながら、もしピラニアの体に何か異常が見られる場合は、それが病気の兆候である可能性があります。
大切なペットであるピラニアのために、まずはその状況を正確に把握し、適切な対応をしてあげることが重要です。
<この記事の内容>
・ピラニアの体調変化を見つけるために、体に異常がないか、食事を摂っているかなど、その状態を探ること
・病気の症状から病名を特定すること
・ピラニアの葬儀や追悼の方法について理解すること

ピラニアに元気がない時に見る事項

愛するピラニアが元気を失い、水槽の底でじっと動かずにいる姿を見るのは心配になりますよね。その時、何が原因で元気をなくしてしまったのかを見つけるためには、以下の点について考えてみることが役立つかもしれません。
【最近の様子を思い出す】
まず、ピラニアの「食事状況」や「ふだんの反応」、「動かなくなったのはいつからか」など、最近の様子を思い出してみましょう。これらの情報から、ピラニアが元気をなくした原因を見つける手がかりを探すことができるかもしれません。
【病気になっていないか】
ピラニアが病気になっている可能性も考慮に入れましょう。病気になると、ピラニアの体に変化が表れます。
例えば、「体に白い斑点が現れる」、「エラやヒレが傷ついている」などの症状が見られるか確認してみてください。
【水槽内の環境を調べる】
ピラニアが住んでいる水槽の環境もチェックしましょう。ピラニアは生餌を食べるため、水が汚れやすい傾向にあります。そのため、水質の悪化が元気をなくした原因である可能性もあります。そのため、まずは水が清潔かどうかを確認しましょう。
また、水温も確認が必要です。ヒーターを利用していても、ピラニアがコードをかじったりして故障してしまうと、水温が下がってしまいます。それが原因でピラニアが元気をなくしてしまうこともあるので、予期せぬトラブルが起きていないかチェックしてみてください。
ピラニアが罹患しやすい主要な疾患
ピラニアは一般的に病気に対する抵抗力が強いとされています。しかしながら、その飼育環境が不適切な場合、病気に対する抵抗力は当然のことながら失われます。
あなたの大切なピラニアの健康を維持し、その寿命を長く保つためには、水質の管理が大変重要です。特に、水質が悪化すると、ピラニアは病気にかかりやすくなると言われています。そのため、水質の維持や改善を心がけることが求められます。
もしもあなたのピラニアが何らかの症状を示し始めたなら、早急に治療を始めることが望ましいです。
【カラムナリス病】
魚の体に寄生する細菌である「カラムナリス」が引き起こす病気です。これが感染する場所によって、「尾ぐされ病」「口ぐされ病」などと呼ばれますが、その根源となる原因はこの細菌によるものです。
カラムナリスによる主な症状は以下のようなものです
・ヒレの色が暗くなり、細かく裂けてしまう
・口の周囲にただれたような傷ができる
・エラの周囲が白く変色する
カラムナリス病を防ぐための対策としては、水槽内の環境を清潔に保つことです。水の入れ替えやフィルターの掃除などを行い、水質を改善すれば病気の状態も改善する可能性があります。
【白点病】
体に白い斑点が出現する病気です。これは水槽内に存在する寄生虫、ウオノカイセンチュウが体に寄生することで発生します。一度寄生虫が発生すると、水槽内で増殖しやすく、再発しやすい病気となります。
放置した場合、白い点はピラニアの体全体に広がり、違和感から体をこすって傷つけることもあります。また、エラに寄生され窒息したり、体力が衰えて死んでしまう可能性もあります。
白点病に対する対策としては、「ピラニアの体に付着した寄生虫の除去」および「水槽内の寄生虫の除去」が必要となります。
【ピラニアの治療】
治療にはメチレンブルーまたはマラカイトグリーンを含む薬を用意し、その使用方法に従って使用します。どの薬を使用すべきか、またはその使用方法に不安がある場合には、アクアリウム専門店などで専門家に相談することを推奨します。
【水槽の処置】
ウオノセンカイチュウは高温に弱い特性を持っています。そのため、水槽内の温度をヒーターを使用して28~30℃に設定することで、寄生虫を弱らせることが可能です。これが白点病予防の効果的な対策の一つとなります。
ピラニアが死ぬ前に考えておくべきポイント

私たちが愛するピラニアといつかは別れを告げる日が到来します。
その悲しい日が訪れたとき、どのようにピラニアを見送るべきかを事前に考えていなければ、後に残るは後悔だけという可能性があります。
特に、「火葬方法」「供養方法」については、早めに考えておくことが大切です。
【ピラニアの火葬方法について】
ピラニアの火葬は、「自治体」や「ペット火葬業者」に依頼することが可能です。
それぞれには、以下のような特徴があります。
自治体とペット火葬業者の比較
自治体:料金は火葬料金のみ、返骨は行われない、火葬への立ち会いや拾骨はできない
ペット火葬業者:料金は火葬料金+人件費、返骨は要望に応じて対応、火葬への立ち会いや拾骨が可能
自治体は手頃な価格で火葬を依頼できますが、返骨や火葬への立ち会いなど、ペットの見送りに直接関わることはできません。
一方、ペット火葬業者では、自治体に比べて料金が高いですが、火葬の立ち会いや拾骨など、愛するピラニアの旅立ちに深く関与できるうえ、返骨も可能です。よって、「安価でただ火葬を行いたい」場合には自治体を、「お見送りに立ち会い、お骨を供養したい」場合には火葬業者を選ぶと良いでしょう。
【ピラニアの供養方法について】
ピラニアの供養方法として主なものは、「お庭への埋葬」や「手元供養」があります。それぞれ詳しく解説します。
・お庭への埋葬
お庭や自分自身が所有する土地にピラニアの遺体を埋葬する方法です。
自宅の近くで愛するピラニアが眠っているということは、お別れした後も心の寂しさを和らげることができます。
お庭がないマンションなどの環境では、プランターに埋葬する「プランター葬」がおすすめです。
ピラニアを埋葬する際のメリットとデメリットについては、以下のページで詳しく紹介していますので参考にしてください。
・手元供養
手元供養とは、ピラニアの火葬後のお骨を埋葬せずに、自宅で大切に保管する方法です。
手元供養の方法
・遺骨をキーホルダーに納める
・骨壺を部屋に飾る
・写真とお花を飾り、祭壇を作る
埋葬を考えている方でも、49日や一周忌などの節目となる日までお骨を大切に保管する、一時的な手元供養を選ぶ方も多いです。
まとめ
ピラニアが元気を失ってしまった場合、何か病気に罹っている可能性があるため、気をつけて観察することが大切です。
病気になったピラニアは、「口元に傷が見られるか、あるいは血が滲んでいる」「ヒレの状態が荒れている」「エラの色が白く変色している」といった体調不良のサインを見せることがあります。
病状を見つけた場合には、その症状から何の病気に罹っているのかを特定し、適切な治療を行うことが重要となります。
さらに、ピラニアの治療を行うと同時に、万一の事態に備えて、「供養の方法」や「火葬」など、ペットとしての最後を迎える際の準備も考えておくことを忘れないでください。これは、自分自身が後悔しないように、そしてピラニアにとっても最善のお別れとなるようにするためです。

