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8.202025
キュウカンチョウが死んだ場合の安置・葬儀手順紹介!珍種鳥でも火葬は可能か?【鎌倉・藤沢】
キュウカンチョウが死んだら行う安置・葬儀方法を紹介!珍しい鳥でも火葬はできる?
あなたの愛鳥であるキュウカンチョウが天寿を全うした際、どのようにして最後の別れをきちんと告げることができるのか、その具体的な手続きについて心配なことがあるかもしれません。
この記事では、キュウカンチョウが亡くなった際の正しい安置の方法と、その後に行うべき葬儀の手続き、たとえば土葬や火葬などについて、一歩一歩丁寧にご説明していきます。

キュウカンチョウ亡き後の適切な安置手段

まず最初に、亡くなったキュウカンチョウの体を清潔に保つことが大切です。そのためには、柔らかい布や濡れタオルを使用して、体の汚れを丁寧に拭き取ってあげましょう。
一定の時間が経過すると、遺体は死後硬直を起こします。その前に、キュウカンチョウの体勢を整え、目が開いている場合はなるべく優しく閉じてあげることが望ましいです。
次のステップとして、遺体を適切に収められる大きさの箱を用意しましょう。箱の内部にはタオルなどを敷き、亡くなったキュウカンチョウを安置します。
生命体は死後、時間と共に腐敗が始まるのが自然なプロセスです。この腐敗の進行を抑えるためには、遺体を冷やすことが必要となります。そのため、布やタオルで包んだ保冷剤やドライアイスを用意し、箱の内部に配置します。その上に遺体を静かに横たえます。ただし、保冷剤が溶けると水滴が発生するため、遺体が濡れないようにこまめに新しい保冷剤と交換することや、水滴を拭き取ることが必要です。
安置する場所は、直射日光が当たらない涼しい場所が理想的です。窓を開けっ放しにすると、野良猫や他の野生動物が侵入し、遺体を持ち去られる可能性があります。そのため、窓は閉めておき、クーラーで室温を調整するなどしましょう。また、遺体を保管している箱にはしっかりと蓋をするという対策も忘れずに行いましょう。
キュウカンチョウの死後の土葬方法
土葬は、故人の遺体を直接地面の中に埋めるという、古くから行われてきた葬儀の形式です。その手軽さから、特別な設備を必要とせず、シャベルなどの最低限の道具だけで実施することが可能です。そのため、費用面でも抑えることができ、経済的な負担を軽減するというメリットがあります。
しかし、土葬ができる場所には、法律による制約が存在します。他人の私有地や公共の場所での土葬は法律で禁じられているため、自分自身が所有する土地で行うことが前提となります。ただし、遺体の腐敗に伴う臭いや、害虫・害獣の発生による近隣の迷惑となる可能性もあるため、その点には十分な配慮を必要とします。
さらに、引越しをするという状況になった場合、遺体を掘り出し、新しい場所へと移動させる必要が出てきます。この手間を避けることができないと、キュウカンチョウへのお墓参りが難しくなる可能性があります。
キュウカンチョウの体が小さな場合、プランターに遺体を埋めるという方法も考えられます。プランター葬は、一般的な集合住宅でも可能で、引越しの際にも容易に持ち運びができるという便利さがあります。
ただし、プランターの土量が限られているため、遺体が土に還るまでの時間が長くなることもあります。また、プランターの設置場所によっては、害虫の発生や臭いが室内に漏れ出たり、ベランダでの洗濯物干しに影響を及ぼす可能性もありますので、その点も考慮に入れる必要があります。
キュウカンチョウの死亡後における火葬方法

愛すべきペット、キュウカンチョウが亡くなったときの火葬について考えることは悲しいかもしれませんが、それは大切な家族の一員に対する敬意を表す方法の一つです。火葬については一般的に、公営の火葬業者を利用する方法と、民間の火葬業者を利用する方法の2つが考えられます。
公営の火葬業者を利用する場合、その最大の利点は火葬の費用が抑えられることです。しかし、この方法では他のペットと一緒に火葬されるのが通常であり、愛するペットに対して個別に丁寧な供養を希望する場合には、必ずしも最適とは言えないかもしれません。そのため、ペットとのお別れを悔いのないものにしたいと考えている方や、火葬後に遺骨を返してもらいたいと希望する場合には、民間の火葬業者を利用することをお勧めします。
火葬の日には、ペットの遺体を業者に預けるか、もしくは自宅まで業者が引き取りに来てくれることもあります。最近では、自宅の近くまで火葬車が来てくれる訪問火葬というサービスも注目を集めています。また、一任個別火葬や立会い個別火葬を選択した場合は、火葬後に遺骨を返してもらうことができます。
そして、民間の火葬業者では主に3つの火葬方法が提供されています。
1つ目の方法は「合同火葬」です。
公営の火葬と同様に、他のペットと一緒に火葬されます。費用を抑えたいと考えている方に選ばれることが多い方法です。
2つ目の方法は「一任個別火葬」です。これは、他のペットと遺骨が混ざらないように、一匹ずつ火葬する方法です。火葬後に手元供養を予定している場合は、事前にその旨を業者に伝えておけば、遺骨を返してもらうことができます。
3つ目の方法は「立会個別火葬」です。これは、火葬前に最後の挨拶ができ、火葬後には収骨をすることができるプランです。大切なペットとの最後の時間を落ち着いて過ごしたい、何の後悔も残さないようにお別れをしたいという飼い主におすすめのプランです。
キュウカンチョウも火葬への対応を!

キュウカンチョウという特異なペットでも、火葬という形での別れ方が可能であるということを知っていましたか?
キュウカンチョウの火葬を考えているけれども、その選択が可能なのか疑問に思っている飼い主の方もいらっしゃるかもしれません。
火葬業者が提供するサービスにはペットの大きさなどによる制限がある場合もありますが、基本的には家庭で飼われているペット全てに対して火葬のサービスを提供しています。法律に照らしてみても、捕獲や輸入が規制されている動物でも、規制が施行される前から家庭で飼われていたならば、その動物はペットとして認識され、火葬の対象となることが可能です。
例を挙げると、サルはワシントン条約によって輸入が制限されている動物の一つです。しかし、その制限が始まる前から飼っていたサルであれば、そのサルが亡くなったときに火葬を申し込むことができます。同じように、法律や規制の対象であっても、家庭で飼われていた動物は火葬の対象となることが認められています。
キュウカンチョウもワシントン条約によって輸入が制限されている動物の一つですが、規制が施行される前から飼っていた、あるいは里親として迎え入れたキュウカンチョウであれば、他の一般的なペットと同じように火葬をすることでお別れをすることができます。
まとめ
愛鳥であるキュウカンチョウが亡くなった場合、まずはその小さな体を清潔な布で優しく拭き、死後の硬直が始まる前に、その姿勢を整えることが大切です。その後、タオルを敷いた箱に優しく安置し、遺体が腐敗しないように保冷剤を使用して冷却します。
そして、その後の処理方法についてですが、土葬と火葬の2つの選択肢があります。土葬は火葬に比べて費用を抑えることが可能ですが、飼い主の所有地でしか行えませんし、悪臭や害虫の発生を防ぐための注意も必要となります。一方、火葬は公営または民営の業者に依頼することが可能で、特に民営の業者では、複数の鳥を一緒に火葬する合同火葬から、1羽だけを火葬する個別火葬まで、飼い主の希望に応じたプランを選択することが可能です。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、大切なキュウカンチョウにふさわしい送り方を選ぶためには、これらをしっかりと考慮することが必要です。愛鳥との別れは辛いものですが、最後までしっかりとケアしてあげましょう。

