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ウーパールーパーの死後、火葬が必要な理由を紹介【鎌倉・藤沢】

ウーパールーパーが死んだら火葬をすべき理由は?

あなたの愛するウーパールーパーが逝去した場合、その遺体をどう扱うべきかはとても重要な問題です。これはなぜなら、ウーパールーパーを単純に土葬すると、その行為が生態系や環境に対して大きな影響を及ぼす可能性があるからです。

本稿では、ウーパールーパーの遺体を火葬することが推奨される理由について詳しく説明します。また、遺体の適切な扱い方や供養の方法についても、わかりやすく解説します。

この記事を読むことで理解できること:

  1. ウーパールーパーを土葬すると、感染症の拡大や水質汚染といったリスクが伴うこと。
  2. ウーパールーパーの遺体は腐敗が早く、そのため火葬は通常1日以内に行われるべきであること。
  3. 火葬方法には「合同火葬」、「一任個別火葬」、「立会個別火葬」の3つがあり、それぞれには異なる費用や供養方法があること。

ウーパールーパーが死んだら火葬した方が良い理由

キュートで人気のペットであるウーパールーパーが天寿を全うした際には、遺体を火葬することが推奨されています。その理由とは何なのでしょうか?

まず、ウーパールーパーが感染症によって命を落とした場合、その遺体をただ単に土に還すと、その病気が他の両生類(例えばカエルやイモリ、サンショウウオなど)へと伝播してしまう可能性があるのです。加えて、遺体を埋葬する場所が水源に近いと、そこから有害物質が漏れ出し、水環境を汚染する危険性も潜んでいます。

しかし、火葬されたウーパールーパーの遺骨は、上記のような感染症の拡大や環境への汚染リスクを引き起こすことはありません。

ここで、ウーパールーパーなどの両生類にとって危険な感染症として2つをご紹介いたします。

1つ目は「カエルツボカビ症」です。これは両生類に特有の感染症で、カエルツボカビ菌という真菌が原因となります。カエルツボカビ症に罹患すると、なんと90%以上が2~5週間で命を落とすという、非常に高い致死率を持つ病気なのです。

主な症状としては、食欲不振、沈鬱、体色の異常、発疹、体の硬直、皮膚の病変(潰瘍、しこり)、皮膚の硬化、皮膚が剥がれる、皮膚呼吸ができなくなる、体温調整・浸透圧調整ができなくなる、異常行動、急死などが挙げられます。なお、外観的には目立った変化が見られないケースもあります。

2つ目は「ラナウイルス感染症」です。これは魚類、両生類、爬虫類に感染する致死率の高い感染症で、イリドウイルス科ラナウイルス属のウイルスが原因となります。

主な症状としては、半眼、眼瞼の充血、腹部の膨隆(水腫)、皮膚の紅斑、点状出血、皮膚潰瘍、指端の欠損、尾の脱落などが挙げられます。

以上が、ウーパールーパーを火葬することが推奨される理由と、その背後にある感染症の情報です。愛するペットの死後の処理について、適切な知識を持つことは、生きている間のケアだけでなく、その生涯を適切に締めくくるためにも重要なことなのです。

ウーパールーパーの遺体の安置方法、火葬は1日以内が理想的

ウーパールーパーが亡くなった際には、適切な安置方法を心掛けることでその体を大切に扱うことができます。そのためには、いくつかの手順を踏むことが重要です。

ウーパールーパーの遺体の安置方法について


1つ目のステップは、遺体を水槽から優しく取り出すことです。これにより、遺体が腐敗し、体が崩れてしまう可能性を防ぎます。また、同じ水槽に他のウーパールーパーがいる場合、病気が感染する危険性もあるため、遺体を水槽内に残すことは避けましょう。

2つ目は、遺体が乾燥しないように湿らせることです。そのためには、湿らせたキッチンペーパーにウーパールーパーを寝かせ、霧吹きで体を湿らせることが有効です。

3つ目のステップは、遺体をラップなどで包み、密閉容器やジップ付きのビニール袋に入れることです。これにより、遺体が乾燥するのを防ぐことができます。特に、容器や袋から空気を抜くことで、より効果的に乾燥を防げます。

最後に、遺体を冷やすため発泡スチロールや保冷バッグなどにドライアイスや保冷剤、氷を入れて準備し、そこに遺体を安置します。

ウーパールーパーの火葬については、亡くなってから1日以内が理想的とされています。ウーパールーパーは水生生物であり、体内に多量の水分を含んでいるため、腐敗が進みやすいのです。犬や猫に比べてウーパールーパーの腐敗速度は速く、特に高温時には腐敗が加速します。そのため、できるだけ早めの火葬が推奨されています。

ウーパールーパーの火葬方法と費用相場、その後の供養方法

愛するウーパールーパーの死という悲しい出来事に対して、ペットの火葬方法とはどのようなものがあるのでしょうか。ペットの火葬方法には「合同火葬」、「一任個別火葬」、「立会個別火葬」の3種類が存在します。

それぞれの方法には独自の特性や利点、欠点があります。また、費用相場や火葬後の供養方法についても詳しく解説します。

火葬の方法は3通り
ウーパールーパーの火葬方法は、「合同火葬」、「一任個別火葬」、「立会個別火葬」の3つの選択肢があります。

それぞれの方法には独自の利点や欠点が存在します。

合同火葬
この方法は他のペットと一緒に火葬を行うものです。火葬の後の供養方法は主に合同墓地への埋葬が一般的ですが、業者によっては異なる場合もあります。

一般的な相場:9,000円~

一任個別火葬
この方法ではウーパールーパーの遺体を火葬業者に一任し、個別に火葬します。火葬後の骨拾いは業者が行い、返骨の有無は業者により異なります。

一般的な相場:15,000円~

立会個別火葬
この方法は飼い主が立ち会う形で個別に火葬を行います。人間の葬儀と同様のセレモニーが可能で、愛するペットの旅立ちをしっかりと見送ることができます。

一般的な相場:20,000円~

*火葬の費用やサービス内容は業者によりますので詳細は各業者にお問い合わせください。

遺骨の供養方法
合同火葬の場合、返骨はされないのでその後の供養方法は火葬業者に任せることになります。 しかし、返骨可能な火葬方法を選んだ場合は、その後の供養方法も飼い主の意向で選択することができます。

手元供養
これは自宅で供養する方法で、ウーパールーパーの骨壺や写真を祭壇に飾るか、遺骨を粉骨しアクセサリーに納めるという方法があります。

埋葬
ウーパールーパーの遺骨を自宅の庭や私有地に埋葬する方法です。庭のない人や賃貸物件に住んでいる人のために、プランターや植木鉢に埋葬するプランター葬も人気です。

ペット霊園への納骨
これは合祀墓や個別墓地、納骨堂(霊座)へ遺骨を納める方法です。個別か合同か、墓のサイズやデザイン、管理方法、費用などはそれぞれ異なります。また、人とペットが同じ墓に入ることが可能な霊園も存在します。

散骨
遺骨をパウダー状に粉骨し、思い出の場所や自宅の庭などに散骨する方法です。私有地以外で散骨する場合は、土地の所有者から許可を得る必要があります。また、散骨が禁止されている場所もありますので、事前に確認することが重要です。

ウーパールーパーの火葬はペット葬儀業者かペット霊園に頼もう

ウーパールーパーの火葬は、ペット葬儀業者やペット霊園に依頼することを推奨します。
ペット葬儀業者は火葬車を自宅や愛犬との思い出の場所へ直接運んでくれ、そこで大切なペットの火葬を行います。このサービスは、外出が困難な高齢者や体の不自由な家族が一緒にペットのお見送りを行うことができるという大きな利点があります。

しかし、ペット葬儀業者を選ぶ際には注意が必要です。各業者によって提供するサービスの範囲や費用が異なり、中には不適切な行為を行う業者も存在します。私自身もペット葬儀業者に火葬を依頼し、その後ペット霊園で永代供養を行っていますが、愛するペットを安心して任せることができるのは信頼できる業者だからこそなのです。

ペット葬儀屋選びで後悔しないために確認すべきポイントとは?

ペット霊園は、霊園内に火葬炉を設置しており、ウーパールーパーのような小型のペットから大型のペットまで対応可能です。火葬から納骨まで一貫して行うことができるのが、ペット霊園の魅力の一つです。ただし、火葬式に立ち会いたい場合は、霊園まで足を運ぶ必要があります。

*ウーパールーパーの遺体は、自治体によっても引き取り可能ですが、火葬してくれるかどうかは自治体によります。

ペットの遺体を一般のゴミと同様に処理する自治体もあるため、利用を検討する場合は、後悔しないように、自治体の対応内容を事前に確認しておくことをお勧めします。

ウーパールーパーが死んだら注意事項を確認

ウーパールーパーの死後に留意すべき事項は、要点を絞って3つ挙げてみます。

1つ目、ウーパールーパーをそのまま土に埋める行為は絶対に避けてください
ウーパールーパーが外見上、異常がないとしても、内部で菌やウイルスを保持している可能性があるのです。これが土中に入り込むと、自然環境や生態系に悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため、ウーパールーパーを直接土に埋める行為は、絶対に控えていただきたいのです。

2つ目、飼育に使っていた水槽や備品は必ず消毒を行ってください
感染症が広まるのを防ぐため、ウーパールーパーが生活していた水槽やその他の備品、そしてその水が付着した衣服などには、十分な消毒処理を施してください。具体的には、塩素系の消毒剤を使用するか、98度以上の高温で15から20分間、煮沸消毒を行ってください。

3つ目、火葬を希望する場合は、葬儀業者や霊園に確認を忘れずに
ウーパールーパーのような小さな生き物の場合、火葬炉の性能によっては、遺骨が残らないこともあります。遺骨を手元に残したい、または返骨してほしいというご希望がある場合は、事前に葬優業者や霊園に確認を行うようにしましょう。

まとめ

あなたが愛情を込めて育てたウーパールーパーが亡くなった時、その哀しみは言葉では表せません。その悲しみはあなたが何も手につかないほど深く、心に残るものです。

しかし、ウーパールーパーの遺体は腐敗が早いため、迅速に適切な処置を行うことが必要です。その処置とは、遺体をすぐに安置し、火葬を行うことです。

火葬を行うことは重要な理由があります。それは他の両生類への感染拡大を防ぐためです。また、火葬を行うことで、その後の供養方法の選択肢も増えます。

ウーパールーパーの安らかな旅立ちを願うと共に、飼い主様の要望に合わせた火葬方法や供養方法を選択することが大切です。その選択はウーパールーパーへの愛情の表現であり、その愛情を遺体に対する尊重として示すことができます。

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