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3.262025
カメレオンが亡くなった時の安置と供養方法について【鎌倉・藤沢】
我々の心に無数の喜びをもたらしたカメレオンとの別れは、心からの寂しさを伴います。それでも、愛すべきカメレオンとの別れの時は避けられないものです。
そんな時だからこそ、どのように彼らを送り出すべきかを真剣に考えてあげることが大切です。
この記事では、カメレオンが亡くなった後の対応から、彼らへの最後のお別れまでの一連の流れを丁寧に解説します。
あなたの愛すべきペットが旅立つ時を、心から平和な気持ちで見送ることができるよう、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
このページでわかること
- カメレオンの安置に必要な品と手順
- カメレオンは火葬してもらう
- 火葬方法は「どのように見送りたいか」で決める

カメレオンの動きが止まった時に確認すべき事項

あなたの愛するカメレオンが動かなくなったとき、まず最初に確認すべきは、生命です。
呼吸を確認してください。カメレオンの喉やお腹の部分を注意深く観察し、呼吸の兆候があるかを見てみましょう。
体調が芳しくない場合でも、生きているカメレオンは微弱ながらも呼吸を続けています。この微細な動きを確認することができれば、それはまだ生命が残っている証拠です。
生命の兆候を見つけたら、すぐさま動物病院に連れて行くことをお勧めします。専門家の手により、適切な治療を受けることで回復の可能性が高まります。
体色がくすむという変化も注意が必要なサインです。体調が悪化したり、最悪の場合死亡してしまったカメレオンは、体色がくすんで暗い色調に変わることがあります。
動きがなく、元気のなさそうな様子が見受けられ、さらに体色が暗くなっている場合は、深刻な状態である可能性が高いです。このような状況になったら、速やかに専門家の意見を求めることが大切です。
カメレオンの安全な安置法

珍しいペットとして人気のカメレオン。しかし、その寿命が尽きた時には、どのように適切に安置すればよいのでしょうか。ここでは、カメレオンを美しい姿のまま送り出すための安置方法を紹介します。【必要な準備】
まず、カメレオンを安置するために必要な物品は以下のとおりです。
用意する品 | 詳細 |
棺 | 段ボールなどでも可 |
キッチンペーパー | バスタオルでも可 |
保冷剤 | 替えも含めて多めに用意しておく |
カメレオンは種類によるものの、体長が40~50センチと大きい爬虫類なので、その体格に合わせた棺を用意することが重要です。大きめのダンボールや、体長に合わせた長方形のダンボールを準備すると良いでしょう。
【安置の手順】
カメレオンの安置は以下の3つのステップで進行します。
1. 体を清潔にし、姿勢を整える
まずは、濡らしたタオルを固く絞ってからカメレオンの体を丁寧に拭き、清潔にします。この時、水滴が残らないように注意しましょう。水滴が残ってしまうと、遺体が傷む原因となります。体を綺麗にしたら、カメレオンがリラックスできるような姿勢に整えます。手足が伸びている場合や口が開いている場合は、生前の姿勢を思い出しながら優しく直してあげてください。尻尾は普段は丸まっていますが、死後に伸びていることもあります。そのような場合も、棺に納めやすいように優しく整えてあげましょう。ただし、死後硬直している場合は、無理に動かさないように注意が必要です。
2. 棺に遺体を納め、冷やす
次に、棺にカメレオンの遺体を適切に納めた後、お腹や頭の周辺に保冷剤を配置して冷やします。これは人間と同じで、冷やすことで遺体の腐敗を遅らせる効果があります。
3. 早めに見送り方を決める
適切に安置すれば、遺体は2日程度は美しい状態を保つことができます。しかし、カメレオンやその他の爬虫類は哺乳類に比べて遺体の腐敗が早く進む特性がありますので、見送り方は早めに決めておくことをおすすめします。
カメレオンの見送り方の決定方法

カメレオンという特別なパートナーが亡くなった場合、その身体はおおよそ2日間はきれいな状態で保存されます。その短い時間を利用して、「見送り方」を決定することが大切です。
【カメレオンの火葬が良い理由】
カメレオンは体格が大きな爬虫類であるため、火葬を行い、骨にすることが推奨されます。火葬により骨として残すことで、供養方法の選択肢が増え、愛するカメレオンを後悔なく見送ることができます。
【火葬の依頼先について】
カメレオンの火葬については、「自治体への依頼」と「ペット火葬業者への依頼」の2つの選択肢があります。それぞれ「費用」「骨の返却の有無」「火葬式への立ち会いの有無」などの違いがあるため、以下のように選択することが望ましいです。
自治体への依頼が良いケース
・コストをできるだけ抑えたい
・骨の管理や供養を考えていない
・火葬業者を選ぶための時間がない
自治体への依頼は、費用を抑えたい場合に適しています。自治体のサービスでは、数千円程度でペットの遺体を引き取ってくれることが多いです。一方、業者では人件費などが加わるため、費用が高くなりがちです。また、自治体の場合、骨は返却されず、そのまま埋葬されることが多いです。そのため、骨の管理が難しい場合や供養を考えていない場合には、自治体への依頼が有効です。
ペット火葬業者への依頼が良いケース
・火葬式に立ち会いたい、または葬儀を行いたい
・骨を返してほしい
・専門家に相談したい
ペット火葬業者と自治体の違いは、「立ち会いの有無」や「骨の返却」にあります。自治体へ依頼した場合、遺体を引き渡した後は火葬から埋葬まで全てを任せることになりますが、ペットとのさよならが寂しい場合、火葬式に立ち会えないことを残念に思うかもしれません。
対して、ペット火葬業者では火葬式に立ち会うことができ、また葬儀を行うことも可能です。さらに、火葬後の骨の扱いについて相談できるという大きな利点があります。火葬、葬儀、供養といった全てのプロセスを一括で依頼できるため、人間の葬儀と同様に、ペットの見送りを最後まできちんと行うことができます。
カメレオンとの別れが辛く、家族の一員として適切に見送りたいと考えている方には、ペット火葬業者への依頼がおすすめです。
カメレオンの一般的な供養手順

カメレオンの供養の方法には、「霊園や納骨堂に供養する方法」「プランター葬という方法」「手元供養という方法」の3つが主に考えられます。
【霊園・納骨堂】
特別にペット専用の霊園や納骨堂で供養を行うことが可能です。ペットの火葬を依頼する業者と提携している霊園や納骨堂が存在するため、業者と相談しながら最適な場所を選ぶことができます。
【プランター葬】
プランター葬とは、カメレオンの遺骨をプランター(植木鉢)に埋葬し、大地に還すという供養方法です。火葬しないでそのままの状態で埋葬することも可能ですが、その場合は悪臭や害虫の発生などの問題が起こる可能性があります。そういったトラブルを避けるためには、火葬した後の骨を用いて埋葬するのが望ましいです。
【手元供養】
手元供養とは、カメレオンを火葬した後、骨壺に納めて自宅で保管する方法です。これによりペットの存在を感じつつ供養することが可能となります。一周忌などの特別な日まで自宅で供養し、その後霊園に埋葬するという方法もあります。これは、ペットとの時間を大切にしたいと考えている方におすすめです。
また、近年では骨壺をキーホルダーやメモリアルグッズに作り変えて供養するという方法も増えてきました。こうした手元供養の選択肢も増えてきており、自分に合った最適な方法を選ぶことができます。
供養の方法は、どのようにカメレオンを想い、見送りたいかによります。そのため、自分の感情を大切にし、最適な方法を選んでいくことをお勧めします。
まとめ
カメレオンが残念ながら亡くなってしまった場合、その存在を尊重し、できるだけ早く適切な方法で安置することが大切です。
カメレオンの安置とは、まずその体を丁寧に清潔にし、自然な姿勢を整えることから始まります。その次に、その小さな体を棺に優しく納め、冷蔵保管することで、適切な送り出しをする準備を整えます。
安置が完了したら、次はそのカメレオンをどのように見送るかを考える時間となります。カメレオンは大型の爬虫類で、最後のお別れの方法としては火葬が一般的で、推奨されています。
火葬については、その規模や手続きによって、どこに依頼するかが変わります。もし「火葬だけを手頃な価格で行いたい」という希望があるのであれば、地方自治体に連絡を取ると良いでしょう。
一方、「火葬の他にも葬儀を行いたい、または骨拾いをしたい。さらに、亡くなったカメレオンのために適切な供養を行いたい」という願いがある場合には、その全てを専門的に対応できる火葬業者に依頼するのがおすすめとなります。
