ブログ
8.282024
愛猫が亡くなった際にすること【鎌倉・藤沢】
愛猫との別れは、我々にとって非常に心苦しく、受け入れるのが困難な状況です。
だが、そんな切ない瞬間にも、我々にはまだ何かできる事が残されているのです。それは、愛猫が生涯の最後を迎えるまで、全力を尽くして心の底からの愛情を注ぎ、見守る事です。
この時期は、我々が最愛の猫へ向けて示せる最後の敬意であり、愛情の表現の一つでもあります。痛みを共有し、彼らが穏やかに眠りにつくまで、最後の一瞬まで傍にいることで、我々自身も安心感を得られ、愛猫へのさよならが少しでも楽になるでしょう。
愛猫への行動とケア
清潔に保つ
まず始めに、愛猫の身体を清潔に保つことが大切です。
優しく撫でて毛並みを整えることから始めましょう。その後、湿ったタオルで全身を拭くことで、身体を清めることができます。
尻周りや口周りは、体液や排泄物による汚れがついていることが多いため、特に念入りに清潔にしましょう。汚れが固まって取りにくい場合は、お湯で洗い流してあげることも一つの方法です。愛猫が亡くなった後は、死後硬直が起こる前に、自然な姿勢で手足の関節を軽く曲げ、目は優しく閉じてあげましょう。ただし、強く閉じようとせず、自然に閉じる程度に留めておきましょう。
愛猫を安置する
次に、愛猫を安置する場所を整えることが重要です。猫の大きさに合った箱を準備し、棺代わりに使用します。持っていない場合は、ペットの葬儀業者や動物病院に相談し、遺体を入れるための段ボールやカゴを準備してもらいます。一部の動物病院では、愛猫の身体を清潔にし、安置するための箱に入れて返してくれるサービスもあります。
箱がすぐに用意できない場合は、タオルの上に寝かせると良いでしょう。さらに、身体の下にペットシーツを敷いておくと、体液が出た際に交換しやすくなります。
安置する場所は、日差しが当たらない涼しい場所が望ましいです。特に暑い季節は、保冷剤で身体を冷やし、特に頭とお腹を中心に冷やすことで、身体が傷みにくくなります。保冷剤をタオルで包んで枕代わりにしたり、凍らせたペットボトルを抱かせる方法も効果的です。
最後に、愛猫のお気に入りのおやつや首輪、お手紙やお花を供えて手向けることも忘れずに行いましょう。
葬儀の詳細な準備をする
愛猫がこの世を去ったあと、すぐには室内に遺体を保管することは困難となります。そのため、どのようにして愛猫を見送るか、葬儀の形式を考える必要があります。家族全員で話し合い、全員の意見が一致した上で、適切な場所や組織に依頼を行いましょう。一般的に、火葬、土葬、または地方自治体への引き取りという3つの選択肢が考えられます。
火葬
専門的なペット葬儀業者やペット霊園に依頼することが推奨されます。
火葬には集団火葬と個別火葬の二種類があります。
また、火葬の際に立ち会い、骨を拾う、骨を返す、骨を納めるなどの特定の希望がある場合は、それらを考慮に入れて業者やペット霊園を選ぶことが大切です。
霊園の選択に困った際は、信頼する動物病院に相談するのも一つの手段です。また、インターネットで自分の考えに合った霊園を調べるのも有効です。適切な霊園や葬儀業者が見つかったら、家族にとって最善の形式の葬儀を決定するために、様々な角度から相談を進めてみましょう。また、自宅まで遺体を引き取りに来てくれる業者も存在します。
土葬
ペットの遺体を自宅の庭など、自己所有の土地に埋葬することも可能です。ただし、その際には近隣への臭いの配慮や、お墓が荒らされないようにするために、深さ1m以上の穴を掘ってから埋葬することが推奨されます。また、他人の土地に無断で埋葬することは法律で禁止されていますので、十分に注意しましょう。
地方自治体の引き取り
地方自治体に依頼して遺体を引き取ってもらう選択肢もありますが、これは厳密には葬儀の形式ではないため、基本的には考慮から外すべきです。ただし、必要な場合は、その自治体に直接連絡して料金等の詳細を確認しましょう。
大切な愛猫との別れは辛く、悲しみと失落感に襲われるかもしれません。
しかし、一緒に過ごした時間は永遠に消えることはありません。愛猫は私たちの心の中でいつまでも生き続けます。葬儀は亡くなった愛猫を偲び、同時に生きている我々が死を受け入れるための重要な儀式でもあります。
そのため、愛猫が虹の橋を渡る際には、ゆっくりと、しかし確実に見送るようにしましょう。何か不安や心配事があれば、どんな些細なことでも構いませんので、遠慮せずにご相談ください。