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7.312024
犬の寿命は何歳?~平均寿命や人間の年齢での計算方法を紹介~【鎌倉・藤沢】
家族の一部とも言える愛犬の年齢、人間と比較した場合、何歳に相当するのでしょうか。そんな疑問を抱く飼い主の方が少なくないかと思います。
愛犬が元気に長生きを保つためには、その年齢やライフステージに見合った健康管理が欠かせません。そのためには、愛犬の年齢を人間の年齢に換算することで、より具体的なケアが可能となります。
この記事では、大型犬、小型・中型犬、そして超小型犬のそれぞれのケースについて、人間換算の年齢や平均寿命についてご紹介します。これを理解し、愛犬の健康管理に役立てていただければ幸いです。
犬の年齢の詳細な早見表|人間の年齢に換算した場合、どのくらい?
皆さんは、愛犬の年齢を人間に置き換えると何歳になるのか、ご存知でしょうか?我が国の環境省が発表した「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」には、そのための計算式が示されています。
犬の種類 | 計算方法 |
---|---|
小型・中型犬 | 24+(年齢-2)×4 ※最初の2年で24歳、3年目からは1年に4歳ずつ年をとるといわれています。 |
大型犬 | 12+(年齢-1)×7 |
まずは、小型・中型犬の場合です。これは、最初の2年間を24歳と見立て、その後は1年ごとに4歳ずつ加算するという計算方法になります。つまり、小型・中型犬が2年を超えると、それ以降は毎年4歳ずつ年齢が重ねられるということです。
一方、大型犬の場合は、最初の1年を12歳と見立て、それ以降は1年ごとに7歳ずつ足していく計算法となります。これは、大型犬が年を重ねるスピードが、小型・中型犬よりも早いことを反映しています。
しかし、注意すべきは、超小型犬についてはこの計算方法が適用できない点です。現在、超小型犬の年齢換算についての明確なデータは存在しません。
今回は、大型犬、小型・中型犬、そして超小型犬という3つのカテゴリに分けて、それぞれについての平均寿命について詳しくお話しします。
大型犬について
大型犬について深く学ぶ前に、まずは大型犬とは具体的にどのような犬種を指すのかを理解しましょう。以下のリストは、大型犬と呼ばれる一部の犬種を示すものです。
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
- バーニーズ・マウンテン・ドッグ
- 秋田犬
- 土佐犬
- シベリアン・ハスキー
- ダルメシアン
- ドーベルマン
これらの犬種は、その体格から大型犬と分類されます。そして、これら大型犬の年齢を、私たち人間の年齢に換算するとどうなるのでしょうか。環境省の提供するデータをもとに、以下に大型犬の年齢とそれが人間の年齢に換算した場合の表を作成しました。
大型犬の年齢 | 人間の年齢の場合 |
---|---|
1歳 | 12歳 |
2歳 | 19歳 |
3歳 | 26歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 40歳 |
6歳 | 47歳 |
7歳 | 54歳 |
8歳 | 61歳 |
9歳 | 68歳 |
10歳 | 75歳 |
11歳 | 82歳 |
12歳 | 89歳 |
13歳 | 96歳 |
14歳 | 103歳 |
15歳 | 110歳 |
16歳 | 117歳 |
17歳 | 124歳 |
大型犬が1歳の場合、それは人間で言うところの12歳に相当します。2歳の大型犬は人間の19歳に該当し、その後は毎年7歳ずつ加算されていきます。つまり、大型犬が6~7歳になると、それは人間の年齢でいうところの40代後半から50代前半に相当します。これは、犬が中高齢期に入る時期と考えられます。
人間と同じように、大型犬も高齢になると体の機能が衰え始めます。老化の兆候として、耳が遠くなったり、睡眠時間が増えたりすることがあります。大型犬を飼っている方は、これらの症状を見つけたら、愛犬が高齢期に入った可能性があると認識し、適切なケアを行うことが大切です。
大型犬種の平均寿命長さ
大型犬の一生の長さは、一般的に13年程度とされています。これは、大型犬の平均的な寿命として広く認識されている数値です。
しかし、それぞれの犬種には特有の健康問題があり、それにより平均寿命が異なることもあります。特定の犬種は特定の疾患に罹りやすいという特性を持つことがあり、その結果、その犬種の一般的な寿命が短くなることもあるのです。
このように、大型犬の寿命は13年とされていますが、それぞれの犬種、そしてそれぞれの個体の健康状態や生活環境によって変わることを理解しておくことが重要です。大切な家族の一員である愛犬の健康と長寿には、日々のケアと愛情が欠かせません。
小型と中型の犬種
小型・中型犬とは一体どのような犬種を指すのでしょうか。具体的には以下のような犬種が該当します。
- ミニチュア・ダックスフンド
- 柴犬
- ミニチュア・シュナウザー
- シー・ズー
- フレンチ・ブルドッグ
- パグ
- ペキニーズ
- ビーグル
- コーギー
これらの犬種は、その体格から小型・中型犬と分類されます。そして、小型・中型犬は、その年齢を人間の年齢に換算するとどの程度になるのでしょうか。環境省のデータを基に、小型・中型犬の年齢を人間の年齢に換算した表を作成しました。小型・中型犬を飼っているあなたは、この表を参照することで、愛犬が人間換算で何歳程度になるのかを確認することができます。
小型中型犬の年齢 | 人間の年齢の場合 |
---|---|
1歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
例えば、2歳の小型・中型犬は、人間換算で24歳となります。その後、2歳を過ぎると、毎年人間で言うところの4歳ずつ年を重ねることになります。ですから、6歳の小型・中型犬は人間換算で40歳になるのです。対照的に大型犬の場合、6歳で人間換算すると47歳になるため、小型・中型犬は大型犬に比べて年齢をゆっくりと重ねることがわかります。
そして、8歳から10歳の間になると、人間の年齢に換算すると40代から50代となり、人間で言うところの中高年期に突入します。この時期になると犬のライフステージに適した生活環境の整備が必要となるため、飼い主の皆様は十分に注意が必要です。
小型及び中型犬の平均寿命
皆さんが愛する小型・中型犬の仲間たち、彼らがどれくらいの期間私たちと共に生活することができるのか、その平均寿命について考えてみましょう。
小型犬のグループに属する可愛らしいパートナーたちは、一般的に約13~14年という長い期間、私たちの側に留まります。一方、中型犬の仲間たちは、平均的に約13年間、私たちとともに生活します。
特筆すべきは、小型・中型犬の中でも特に親しまれている柴犬についてです。柴犬は、その日本犬としての特性から、日本の気候に非常に適応しやすいとされています。このため、柴犬は他の犬種に比べて長寿であると一般的に認識されています。このような特性が、柴犬が私たちと長い期間、幸せな時間を共有できる要因となっています。
超小型犬について
次に、超小型犬について詳しく説明します。超小型犬とは、以下のような種類の犬を指します。
- トイ・プードル
- チワワ
- ポメラニアン
- ヨークシャー・テリア
- マルチーズ
- パピヨン
これに対して、環境省の資料では、残念ながら超小型犬についての年齢換算表は提供されていません。
しかしながら、一般的に犬のサイズが小さくなるほど、その平均寿命が長くなるという傾向があります。これは、人間の年齢に換算すると、小型や中型の犬よりも、超小型犬の方が年齢を重ねるペースが遅い可能性があるということを示しています。
超小型犬の一般的な平均寿命
超小型犬の平均寿命は、おおよそ15年とされています。
小型から大型の犬種の平均寿命が13年から14年であることを考えると、超小型犬の寿命はそれらと比較して長いことが理解できます。
ペットフードの質や生活環境の改善などにより、犬の平均寿命は毎年少しずつ長くなっているというのが現在の状況です。
なぜ犬の人間換算の年齢を知ることが重要な理由
愛犬の年齢を人間と同等に換算することは、その子に対する適切な健康管理を実行する上で非常に役立ちます。特に中高年期の犬の健康維持には、「食事」、「行動や体調の変化」、「病気」の三つの視点が重要なキーポイントとなります。
中高年期の犬の食事について
大体8〜10歳(大型犬の場合は6~7歳)くらいの年齢になると、犬は中高年期に入ります。この時期になると活動量が徐々に減少し、それまでの成犬用のドッグフードをそのまま与え続けると肥満のリスクが高まります。そこで、年齢に見合ったシニア用のドッグフードへの切り替えが推奨されます。
中高年期の犬の行動・体調の変化
愛犬の年齢を人間と同等に換算することにより、その子の行動や体調の変化をより早く察知することが可能になります。シニア犬になると、長時間寝るようになったり、聴力が衰えたり、散歩を嫌がるなど、さまざまな変化が見られます。これらの変化が単なる老化によるものなのか、それとも病気によるものなのかを見極めるためにも、愛犬の人間換算の年齢を理解することは極めて重要です。
中高年期の犬の病気
犬がシニア期に突入すると、各種の病気に罹患するリスクが高まります。そのため、定期的な健康診断を実施することはもちろん、愛犬の微妙な変化に気づき、必要であれば病院で診察を受けるような判断も重要となります。
結論として、愛犬の人間換算の年齢を把握し、それに見合ったケアを行うことで、愛犬が健康で長生きできるように支えてあげましょう。
犬の人間換算の年齢を理解し、愛犬の健康維持に役立てよう
犬の人間換算の年齢というのは、その犬が人間としてどれくらいの年齢に相当するかを示すものです。これを理解することは、愛犬の健康管理においてとても重要となります。
犬の寿命は、その種類や存在する疾患、摂取するフード、そして飼育環境といった多くの要素によって大きく左右されます。ですので、人間換算の年齢というのはあくまで参考の一つであり、その犬の健康状態を全て決定付けるものではありません。
愛犬が健康で長寿な生活を送るためには、その犬の人間換算年齢を知るだけではなく、それぞれのライフステージに適したケアを提供することが大切です。これには、日々の健康状態のチェックと定期的に行う健康診断が含まれます。
愛犬が健康で長生きできるように、一緒に暮らす私たちがサポートをしてあげましょう。愛犬の人間換算年齢を理解し、必要なケアを提供することで、愛犬の健康管理に役立てることができます。