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6.262024
犬の死後の対応、土葬は大丈夫?詳細な方法と留意事項【鎌倉・藤沢】
家族の一員である大切な愛犬が永眠したとき、その存在を身近に感じ続けたいと思う人は多いでしょう。「いつでも側に感じたい、供養したい」という願いから、土葬という方法が選ばれることもあります。これは、自宅の庭や身近な場所で愛犬を埋葬するというものです。
しかしながら、いざ土葬という選択をするとなると、どこで行えば良いのか、どのような手順で行うべきかなど、多くの疑問や不安が浮かんでくることでしょう。また、それぞれの地域で土葬が許可されている場所は限られているため、事前に確認しておくことが重要です。
本記事では、愛犬を大切に土葬し、安心して供養するための具体的な方法と、土葬における必要な注意点について、詳しくお伝えします。愛犬のため、そしてご自身の心の平穏のために、是非とも参考にしていただけますと幸いです。

犬の土葬は問題なし?

愛犬の死後の処理は、ペットを家族として愛する我々にとって、重要かつ敏感な問題となります。本記事では、土葬という選択肢に焦点を当て、その他の埋葬方法と共に、法的な観点からも探求します。
土葬:一つの選択肢として
土葬とは、その名の通り、故人の遺体を土中に直接埋葬する方法を指します。愛犬の最後の場所として、土葬以外にも様々な選択肢が存在します。
1. 埋骨:愛犬を火葬した後、その遺骨をペット霊園やペット墓地に安置する手法です。
2. 埋葬:遺骨を自宅の庭や指定された場所に埋める方法です。
3. 納骨:ペット霊園等の納骨堂に遺骨を安置し、家族が定期的に訪れて手を合わせる習慣です。
4. 散骨:遺骨を微細なパウダーに砕き、自然の中に還す手段です。これは海や山などを選ぶことが多いです。
土葬の可否は、具体的な場所に依存します
ペットの遺体は法律的には「一般廃棄物」というカテゴリーに分類されます。一般廃棄物の不適切な処分は法律で禁じられています。そのため、以下の場所で犬の遺体を勝手に土葬することは違法となります。
公共の土地(公園や河川敷など)
他人の所有地(レンタル住宅の庭など)
自宅の庭や自分の土地ならば、法律上の問題は生じません。
そのため、愛犬の土葬を考える際は、自宅の庭など、自分の所有する場所を選ぶことが適切です。
もし適切な土葬地が見つからない場合や、何らかの理由で土葬が困難な場合は、地方自治体にペットの遺体を引き取ってもらうか、ペット葬儀業者に火葬を依頼することも可能です。ただし、自治体や業者によっては、一般廃棄物として処理される場合もあるため、事前にリサーチと確認が必要となります。
愛犬を土葬する手順

愛犬との別れは、心から痛みを感じるものです。その最後のお別れを穏やかに、そして尊厳をもって行うために、犬の土葬の方法をご紹介します。皆様の犬との最後の時間が、穏やかなものになりますように。
土葬に必要なアイテム
まずは、犬の土葬に必要なアイテムをご紹介します。これらのアイテムが全て揃っていれば、適切に土葬を行うことが可能です。
・綿や麻で作られたタオルや布
・手袋(軍手)
・スコップやシャベル
・犬の体重と同じ重さの石灰
加えて、後から土葬した場所を特定できるように、木や花の苗を用意しておくことも良いでしょう。
土葬の手続き
それでは、土葬の具体的な手続きについて説明します。ここでは、大まかに4つの手順に分けて説明します。
手順1. 穴を掘る
まずは、日当たりの良い場所で2メートルほどの穴を掘ります。掘る前に水をまいて土を柔らかくしておくと、掘る作業が楽になります。穴の大きさは、愛犬の体の大きさに合わせて掘ってください。
手順2. 石灰の半分をまく
次に、掘った穴の底に石灰の半分をまきます。石灰は遺体が土に戻るのを助ける役割を果たします。石灰が手に入らない場合は、腐葉土や消臭効果がある炭を用いても良いでしょう。
手順3. 遺体をタオル(布)で包み穴のなかに寝かせる
次に、遺体を防臭のためのタオルや布で包み、穴に優しく寝かせます。タオルや布は、自然に戻りやすい綿や麻などの素材で作られたものを選ぶと良いでしょう。
手順4. 穴を埋める
最後に、穴に残りの石灰をかけ、土で覆います。遺体を覆った土は、時間が経つと少しずつ沈んでいくので、多めに盛っておきましょう。
そして、事前に用意した木や花の苗を土葬した場所に植えて、お別れの印としましょう。
土葬を行う際の5つの注意点

愛犬を土葬する時に押さえておくべき3つのポイントについて説明します。
1つ目は、愛犬が大地に還るまでの時間です。
土葬した愛犬の身体が大地に溶け込むまでには、相当な長い時間が必要となります。具体的には、土葬の環境や気候によって、数十年という長期間、身体が土中に存在し続ける可能性があるのです。
そこで、大地に還る過程を少しだけでも促進するためには、石灰のような分解を助ける物質と一緒に埋葬することが推奨されます。逆に、金属やプラスチック製の首輪、おもちゃなど、分解しにくい物質は一緒に埋葬しないように注意しましょう。
2つ目の注意点は、有害物質の発生です。
土葬した愛犬の身体から、腐敗臭といった有害物質が発生し、それが人間や他のペットの健康に影響を及ぼす可能性があります。
しかし、ここでも石灰が効果を発揮します。土葬の際に石灰を用いると、消臭効果や消毒効果が期待でき、さらに分解を助けるという役割も果たします。土葬の際は、石灰を活用することを心掛けましょう。
3つ目の注意点は、野生動物による荒らしです。
愛犬を土葬した場所は、野生動物によって荒らされるリスクが存在します。その予防策として、遺体を埋める穴は深く掘ることが重要となります。
さらに、土葬後も定期的に埋葬地を確認し、何か異常がないかをチェックすることも大切です。
まとめ
愛犬を土葬で永眠させるのは一つの手段ですが、その際には私有地が必須となります。更に、自宅の庭などで土葬を考える場合でも、愛犬の遺体が自然に還るまでにはかなりの時間が必要ですし、様々な有害物質が生じる可能性もありますから、その点についても十分な配慮が必要となります。
土葬が困難と感じる場合は、専門のペット葬儀業者に依頼することで、大切な家族の一員である愛犬を安心して永眠させることができます。COCOペットという専門業者では、ペットの火葬に関する手続きや費用についてなど、様々な疑問に対して無料で相談を受け付けています。心に残る、愛犬への最後のお別れを希望する場合は、何でも相談してみてください。
ペットの葬儀についての専門家として、COCOペットを強く推奨します。
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